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「楽器」を習う―右脳左脳を育むピアノ演奏 音感定着のいずみの子には特に有効です

 

 『子育て本・子育てベスト100』(ダイヤモンド社)を手にした。これまで発表された子育ての様々なアイデアを短くまとめて紹介する体裁で、帯のベストセラーの文字に惹かれて一読した。内容は➀コミュニケーション力②思考力③自己肯定感④創造力⑤学力⑥体力の6つの力をつける方法を紹介している。良き子育てには共通する要素があり、大半が脳科学の成果で明らかとなり、もはや常識化したことも多いので、一読でも解った気になってしまう。脳科学に基づく根拠があると、実践での疑念は少ないし、善し悪しの行き末はご両親の実行の有無に係っているだが‥。創造力をつけるには?の項目で39年前からMS音感で子育てする小生には大筋は合点しつつも実践から得た知見とは多少異なる記述もあり、興味深いので抜粋し紹介する。

 

 メソッド48「楽器」を習う。米国ジョージア工科大学に音楽知能研究所を」創設したパラグ・コーディア教授は、音楽は数学や科学における「創造性の火付け役」になることを明らかにしています。また、音楽やアートは「人が生きることや人の心の基盤となるもの」だとコーディア教授はいっています。ヴァーモント大学のジェームズ・ハズィアック医学博士らの研究でも、楽器の練習が子どもたちの独創的な表現力を育むのに大きな効果をもたらすことがわかっています。楽器の演奏は「プレイ」という動詞を使います。楽器は遊びながら学べるものなのです。学校では副教科として扱われる音楽ですが、豊かな創造性を育むには欠かせない素養です。

・ピアノを習うでは、ピアノは両手を使い、10本の指それぞれに別の動きをさせながら、「いま演奏すべき音の情報」や「次に弾く音符の情報」など膨大な情報量を処理する必要があるため、感性をつかさどる右脳と、言葉や倫理をつかさどる左脳の両方を大いに刺激します。そのためピアノはほかの楽器と比べて、計画性や社会性、問題解決能力、運動能力、言語能力といった知能を高められるといわれています。

・毎日、短時間、練習する。練習は「無理やり」や「長時間」だと、子どもを楽器嫌いにしてしまいます。練習に集中するコツは、「つねに目標をはっきりさせておくこと」。そしてその目標は、「難しくても練習すれば達成できるレベルのもの」であることが重要だといいます。自分がいま、何を目標にしているのか理解できているなら、どこにエネルギーの焦点を合わせればいいかがわかり、集中しやすくなるのです。

 

 各位の感想は如何か。総論としては「なるほどそうか」と納得する方が多いと思われるが、脳科学での知見が乏しかった昔からMSの音感教育を基本に子ども育ててきた私としては、ピッタリ重なるところもあれば、ここは違うと思う点も間々ある。教育は“実践”というラスト1マイルが大切で、特に音楽については大きな違いとなり現れる。この点は教育実践者である私に理があると自負するので、自説を述べておきたい。

・幼児期は五感を通して感覚脳が育っていくと教えられたが、MS実践の蓄積から音感が幼児期の脳を育てる最適時教育体験であることが実感できた。その結果、昔は特殊な能力と思われていた絶対音感定着の有無が幼児期なら誰でも定着することがわかった。聴覚・聴く力は胎児の時から働き幼児期が最盛期である。人の母国語獲得はこの恩恵といえる。著名な養老孟司さんの著書に絶対音感は誰もが生まれながらにして備えていた「音そのものをコピーする動物的な能力」であったが、言葉の獲得と逆に失っていったと記してあった。よって、音感定着には聴力が最盛な幼児期であっても日々の音感の積み重ねが必要になることは逆説としてわかる。日々のMSでの聴音や聴奏、リトミック、歌う体験がこれに当たる。

・音感は原始脳である右脳・感覚脳への刺激であるので幼児には特に効果的である。段階を追って複雑化する音の刺激は、日々の歌唱や器楽演奏の音楽的体験が充実する基礎となり、結果、技能向上と並行して情操面や知育脳の発達も大いに期待できる。よって、より上手な具体的活用としてピアノレッスンは特にお奨めする。両手10本の指を使い、足まで使う。感覚脳や知育脳への刺激を想像すると実にワクワクする。

・レッスンは当初は集団がベターで、個人レッスンは昔から上手くいかない。「楽しくない、嫌い」になってしまうが実態です。紹介の本には楽器を習う時期も5歳からとあったが、この論拠は希薄。MSで同年齢での集団体験は内容次第で上手くいくことは実証している。レッスンの中に明確な目標や集団での交わりの楽しさが感じられることが継続の力となる。音感定着途上のいずみの子であれば、楽器演奏も歌唱体験も我々が想像する以上に子どもにとってはワクワクの楽しい体験である。楽器のレッスンを通して音感の定着が進み、音感の定着が進むのでレッスンも進む。歌唱も同様である。スコアを見て音高を意識し表現することは幼児にはそれ以上の素晴らしいものになると確信する。今後も上手なフォローを期待する。

 
 
 
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